ComSはなぜ授業をしないのか?

ComSでは、一般的な塾のように授業を行いません。あくまで、「大学受験サポートシステム」にこだわっています。その理由は3つあります。

1つ目は、『学力は授業で伸びるわけではないから』です。

多くの学生や保護者の方が、「質の良い授業を受ければ成績が上がる」と思い込んでいます。たしかに、定期テストであればポイントを押さえて覚えるだけで成績が上がるので、間違いではありません。

しかし、大学受験はあまりにも膨大な知識を蓄え、その知識を道具のように使いこなすことが必要です。どれだけポイントを押さえていても、どのポイントが出題されるかは予想が難しいです。また、言われたことを覚えるだけの単純暗記は、論理的に覚えるよりも短期間で忘れてしまうということが分かっています。

例えば、自転車に乗れるようになるためには補助輪なしで練習するしかないように、勉強も教わる時間以外の学習が非常に大切です。授業は補助輪のようなもので、「あれば安心だけれど、いつかは無しにしなければいけない」ものです。

日本は教育のシステムが受動的なので、授業を受けること=学習だと思いがちですが、そもそも授業だけで学力が上がるのなら学校の授業だけで十分なはずです。学力にバラつきがあるのは個々人の理解力の差もありますが、授業以外の学習の量や質の差が根底にあります。

2つ目の理由は、「スタディサプリや参考書で十分だから」です。

月額1,980円という安さで、全授業受け放題のスタディサプリ(以下、スタサプ)。CMでもよく見かけるのではないでしょうか?

あまりの安さに「そんなので大丈夫?」と思う方も多いかもしれませんが、授業の品質に関しては予備校の映像授業と同等です。「参考書や問題集だけだと不安」という方は、ぜひオススメいたします。

モノの価格というものは商品の価値によって決まる、というのが従来の考え方です。そう考えるとスタサプは良くないということになりそうですが、ビジネスモデルの違いで価格に違いが出ているので品質が低いわけではないのです。

多くの塾は集団に対して授業を行います。その時、受けることが出来る生徒の人数は制限があります。つまり、受けたい人が多ければ授業の価値が高まるので金額が上がるという仕組みです。

それに対してスタサプは録画した動画を配信するので、受けられる人数に制限がありません。要するに、供給量が圧倒的に膨大なので、できるだけ多くの人に見てもらうことが重要な仕組みになっています。そのためにできる限り安くしているのです。テクノロジーの進化によってコストが大幅に削減できるようになったのも大きな要素です。

少し面倒なビジネスの話になりましたが、以上のことからスタサプの質と値段の安さが比例しないことはご理解いただけるのではないでしょうか。大学受験のための授業という安心材料が欲しいのであれば、私が時間を指定して生徒を集めて授業するより、日本屈指の予備校講師の授業をいつでもどこでも受けられるスタサプのほうが、コストも低く質も高いのは明らかです。もちろん、より安心感を求めて集団授業形式の個人塾に通うことも良いと思います。

また、近年の参考書の品質はものすごく高いです。受験生のニーズに応じて作られたり、受験環境に合わせて改訂されたり、私が受験生の時よりも素晴らしい参考書があふれています。よく生徒から「どの参考書が一番いいですか?」と聞かれますが、答えとしては「自分が気に入ったものが一番いい」と言うことが多いです。それぐらいどの参考書も質が高いので、自分が気に入ったものを突き詰めれば東大や京大でも、早慶でも対応することは可能です。そもそも冷静に考えて、どんな予備校に通っていても受験生は何かしらの参考書を持っているものです。その時点で、授業の欠点や参考書の信頼性は証明されていると考えることもできるのではないでしょうか。

そして最も大きな理由は、「受験で大事なのは戦略だ」ということです。

たとえ学力が高くても、大学が求める能力にマッチしていなければ合格できません。

自分が目指す大学がどんな能力を求めていて、自分にはどんな能力があって何を伸ばすためにどのように勉強すべきなのか。こうした分析に基づく受験戦略を立てられる塾はとても少ないです。個人塾で特定の科目の対策はしてくれても、総合的な分析は難しいでしょう。塾の先生は授業のプロであって、受験指導のプロではないです。どれだけ授業が分かりやすくても、一日のうち何時間勉強していても、向かうべき方向とそのための手段が間違っていればあらぬ方向へ進んでしまうのです。

地方の高校生不利なのは授業面での学習環境ではなく、受験情報と指導に恵まれていないことです。とくに、大学入試改革が行われる今年度の入試からは、各大学によって今まで以上に傾向の分析が必要です。細かなことはまた後日ブログで書きますが、独自の理論で論理立てて指導いたします。そこに専念するために授業は行わないということです。大手の予備校は授業の質だけでなく、指導専門のチューターによる受験戦略の指導が大きな強みです。あなたのお気に入りの塾にプラスして、ComSによる受験指導で合格を目指しましょう!

本日のポイント

・授業だけでは成績は上がらない

・スタサプや参考書で十分

・受験戦略の組み立てや学習計画に専念するため