山田の受験記①

たまには、ちょっと息抜き回を。

参考になるかは分かりませんが、私の受験についての話です。

複数回にわたるバカみたいな話ですが、参考になれば幸いです。

 

 

私はそもそも大学進学志望ではありませんでした。

というのも、明確な夢があったから。

友人と行った大阪の服屋さんでオシャレなバッグと出会い、

「それ手作りやねん」というお店の方の言葉にビビッときてしまった高2の冬。

それ以来カバンづくりに目覚めて、

来る日も来る日もカバンを作ることばかり考えていました。

もちろん、「モテたい!」とか思ってましたが全くモテなかったので

恋愛関係の話は今後一切出てきません!(笑)

 

 

カバンづくりに励んでいたので、

当然志望する進学も「専門学校」です。

しかし!高3の春に家族に相談したところ、

「専門学校ならダメだ」

と言うのです!

 

「大学生活の4年間で将来のことをじっくり考えろ。

その上でカバン職人になりたいならいいけど、

色んな経験をしてから決めなさい」

とのことでした。

今思えば、ものすごく共感できますし、

専門学校への進学を反対してくれた親に感謝しています。

 

でも、

「東京の専門学校に行ってオシャレな生活をする!」

という考えしかなかった私にとって、青天の霹靂でした。

 

 

数週間悩んだ末に、

最重要だったのは「東京に行って都会暮らしをする」ことだったので、

大学受験をすることを決意しました。

 

とはいえ、大学のことなんて全く知らなかったので、

志望校も「都内の大学」ということ以外全く決まりません。

大学進学を決意したとはいえ、カバン職人の夢は全く諦めていませんでした。

 

そこで、

「カバン=ファッション=フランス」

という無茶苦茶な理屈で、

「フランス語を話せるようになって、

将来フランスに住もう!

だから大学ではフランス語専攻だ!

と決めました(笑)

 

こんな理由で志望学部を決めた人に出会ったことはないですが、

受験勉強を始めるきっかけとして、

最初はこんなノリでも良いと思います。

 

ちなみに、ご存じのように今も地元に住んでいますし、

フランスに行ったことすらありません(笑)

もちろんフランス語は全く話せません(笑)

 

 

フランス語を学ぶとなったら、後は話が早いです。

都内の大学で、なんとなく有名で、フランス語を主に学べるところ。

そこから私が導き出した結論は、

「青山学院大学 文学部 フランス文学科」

でした!

 

理由は単純で、

「名前や響きがダントツにオシャレっぽいから!」

だけです(笑)

 

特に「学院」なんて付いているので、

田舎者の私にとってそれはもう輝いて見えました!

同じ理由から、

「明治学院大学 文学部 フランス文学科」

も滑り止めとして候補に入れました。

明治学院大学のレベルを知っている人なら分かるのですが、

高3夏から勉強し始める凡人が、

「滑り止め」として挙げれるレベルの大学ではないです。

指導する立場になった今、そんな受験生が来たら愕然としますね…。

 

無知な田舎者にとって、

「学院」の二文字はそれほど絶対的なオシャレの指標だったのです!

 

 

ちなみに、「明治」や「法政」は、

「なんとなく名前がダサい」

と感じたので即却下していました。

(あくまで当時の私の主観で、今は全く思っていません

早慶に関しては、

「早稲田はダサそう」という偏見(こちらも当時の主観です)と、

「慶応の小論文ってよく分からん」という理由で全く考えませんでした。

 

そもそも、早慶みたいな「トップ」ってあまり好きじゃなくて、

2番手や3番手が好きというのも大きかったです。

 

「戦隊ヒーローで言えば、赤よりも青が好き」

みたいな感覚で、

「早慶よりもMARCHの方がカッコいい!」

と本気で思っていたのです。

 

あっ、MARCHという学群の響きがオシャレというのも大きかったですね。

高3のときの私にとっての「オシャレ」という感覚の浅さと、

その感覚への信用はどこから来ていたのでしょうか(笑)

 

そんなこんなで、私の受験勉強はゆる~くスタートしたのです。

つづく