「やる気が出ない」を克服するには?

 

受験の最大の敵とは?

私は、「やる気が出ない」ことだと思います。

 

やる気があれば、集中できるし頑張れる。

でも、やる気が出ないから勉強を始めることすらめんどくさくなる。

「どうしたらやる気が出るんだろう?」

誰もが抱える悩みではないでしょうか?

 

今回は、脳科学的に「やる気が出ない」仕組みを考え、

対処法をご提案しようと思います!

 

 

なぜ「やる気が出ない」のか?

それは、いくつかの理由があります。

以下では2つの理由について解説します。

 

 

まず、「脳の酸素不足」が考えられます。

 

受験勉強を始めると机に向かって座る時間が増えるので、

血行が悪くなって全身への酸素供給が減ります。

脳は、酸素が不足するとパフォーマンスが著しく低下します。

眠くなったり怠くなったり、やる気が出ない、

集中できないなど様々な症状を引き起こします。

 

私の考えでは、

天気が悪い日に怠かったり眠かったりするのも、

気圧が低くて空気中の酸素濃度が下がり、

脳への酸素供給が下がるためです。

天気が悪いとあくびをしてしまうのも、

体が酸素を取り入れようとしているからだと考えられます。

もしかしたらマラソンランナーなどが使う

簡易の酸素ボンベを使用しながら勉強すると、

学習効果が上がるかもしれませんね(笑)

 

対策としては、いつも言ってますが

運動の習慣を付けましょう。

 

軽い筋トレとかで大丈夫です。

筋肉量が落ちる→血行が悪くなる→脳の酸素が減る

という理屈ですね。

実は、勉強による疲れは「脳」の疲れではなく、

同じ姿勢で勉強したことによる「目や体の疲れ」なんです。

だから、逆に体を動かして一時的にでも血行を良くしたほうが、

疲れは取れます。

 

事実として、海外の研究で、

「運動しているときに学習した方が、効果は高い」

ということが証明されているそうです。

 

 

もうひとつの理由は、「大きな変化を脳が拒むから」です。

 

家に帰ると、まずベッドに寝っ転がったりソファーでくつろぐ人はいませんか?

私も疲れるとすぐにソファーでくつろいでしまいます。

しかし、その状態になるのは簡単ですが、

そこから抜け出すのは大変です。

脳は大きな変化を嫌うからです。

 

ダラーっと、ぼーっとしている状態から、

集中して好きでもないことをするなんて、

相当な変化であり大きなエネルギーが必要となります。

 

話は変わりますが、

「エアコンの電力消費は、つける時に一番大きくなる」

という話は聞いたことありませんか?

節電のことを考えると、エアコンはつけたり消したりするのが最もNGな行為です!

 

脳もエアコンに似たものだと思ってください。

つまり、一度OFFにしてしまうと、ONにする時に

ものすごい量のエネルギーを必要とするのです。

 

このことから、学校から帰ってもスイッチをOFFにする(くつろぐ)

のではなく、ちょっと体を動かしてから勉強に取り組みましょう!

上記のように、スイッチは一度OFFにするとなかなか戻しづらいです。

一日の学習がすべて終わり、お風呂に入ってゆったりするまでは、

「スイッチは一度切ったら終わり!」という意識で過ごしましょう。

 

 

まとめ

「やる気が出ない」のは

①脳の酸素不足

②一度スイッチをOFFにしたからONにするのが大変

という理由が考えられます。

 

対策として、

①運動して血行を良くする

②スイッチは一日の終わりまで切らないほうがむしろ楽

をオススメします!