文化祭でバンド演奏をしたり、
なんやかんやで勉強へのモチベーションが下がった山田少年。
文化祭が終わっても、そのやる気は戻りません。
それは文化祭だけが理由ではありませんでした。
二学期が始まって少し経った頃でしょうか。
友人との会話に出てきてしまったのです!
「ビーダマン」というワードが!
完全にジェネレーションギャップがあると思うので簡単に説明すると、
私の世代(平成1年生まれ)の人が小学生くらいの時に流行った、
お腹からビー玉を発射するオモチャです。
↑こんなやつです
私は小さいころからビーダマンが大好きで、
誰と遊ぶでもなく、一人で作っては一人で遊んでいました(笑)
家に帰って押し入れから出してみると、
なつかしさと受験勉強から逃れたい気持ちとが重なって、
次の日には学校に持って行ってました(笑)
前回書いたように、二学期が始まって勉強のリズムを作れず、
なかなかやる気も出なくなっていたので、
最高の逃げ場を見つけたんですね。
それは私だけではありません。
そうして4、5人のクラスメートとの間で
燃え上がったビーダマン熱。
新たに買い揃えては休憩時間に廊下でバトルする毎日。
田辺高校の、今でいう2型だったので、それはもう白い目で見られました。
でも、燃えがったビー魂(※ビーダマンを愛する心のこと)は冷めません!
授業中、真剣に授業を聞く人、内職をする人、
ビーダマンを改造する僕たち。
先生にビー玉を没収されても、どんどん買い足されるビー玉。
「ヨーヨーも懐かしいよなぁ」という発言から始まるヨーヨーブーム!
小学生の時にできなかった、アトミックファイヤー(ヨーヨーの技)が出来る興奮!
誰も、この完全なる現実逃避を止められませんでした。
当時、盛り上がりすぎて放課後に残って、
学校が閉まるまで遊んだ日も多かったです。
文化祭が終わったとて、このビーダマンとヨーヨーへの
エネルギーはおさまりません!
本心では勉強したくなかったんでしょうね。
基本的に勉強を楽しくないとか、苦痛だと思ったことはあまりありません。
ただ、やる気が出ないからやりたくないと思うのは常にありました。
その弱さが、オモチャへの逃避を誘発したのです。
そうして私は10月もほとんど勉強をせず、
B判定だった模試もE判定になります。
気づいたときには、もう遅かった。
その後、模試では滑り止めで考えていた
明治学院大学も含めて、すべてE判定しかなかったように思います。
受験生のみなさん。
懐かしいものには気をつけましょう!
男子は「ベイブレード」とか怖いですね(笑)
女子も、不用意にYouTubeでプリキュアとか検索すると
終わりの始まりになりますよ…。