入試現代文へのアクセス 基本編

参考書紹介企画、第2段!

今回は現代文の問題集で王道中の王道、

河合出版の「入試現代文へのアクセス 基本編」です!

難易度は比較的易しめで、先日紹介した「現代文の解法 読める!解ける!ルール36」をしっかりと身につけた後に取り組むのがオススメです!

内容は、例題4つで読み方の基本を確認し、練習問題12題が扱われています。

この問題集の特徴は、とにかく丁寧で細やかな解説です!

本文の解説がめちゃくちゃ詳しく書かれていて、「正解へのアクセス」として設問へのアプローチの仕方も丁寧に説明されています。

下手な授業を受けるよりも分かりやすくて、受験で現代文を使う方には絶対に使ってもらいたい問題集です!

 

 

私自身、現代文の指導をよく行うので、参考書や問題集はいろいろと調べていますが、ここまで丁寧な問題集は少ないです。

多くの参考書が「解答の根拠」は説明しているのに、「それ以外が不正解」な理由の説明が足りていないように感じます。

それでは現代文は伸び悩むと思います。

アクセスなら、間違いの根拠もかなり細かく説明してくれているので、きちんと間違いの理由を確認できます。

 

 

現代文では、答えは必ず本文の中にあります。

しかし、それが分かっていてもなかなか選択肢を絞れずに「二択で間違う」ということが非常に多い科目です。

だからこそ、「正解の根拠を覚える」というよりも、「不正解を選ばないテクニック」を身につけることが非常に重要だと私は考えています。

実際、問題文に「最もふさわしいものを次の中から選びなさい」という文言が見られますが、それは、「正解が完全に正解である、とは言えない」ことを表しています。

 

分かりやすく例えるなら、

3+3を計算して、最も近いものを次から選びなさい。

A 1

B 5

C 3分の7

D -2

という問題のようなものです。

選択肢に、完全な正解である6が入っているとも限らないのです。

 

アクセスの基本編を使って、しっかりと考えながら問題に向き合い、

現代文の解き方の基本を身につけていきましょう!

 

このアクセスには、基本編のほかに「発展編」と「完成編」があります。

私大文系や、国公立の二次試験で現代文がある人は是非上のレベルにもチャレンジしてみてください!