分散学習で記憶力アップ!効果的な勉強法を紹介

【分散学習って何?】

今回は、分散学習(スペース学習)という方法で記憶力をアップさせる方法をご紹介します。一夜漬けで勉強して、テスト後すぐに忘れちゃうっていう経験、ありませんか?そんな短期記憶の問題を解決するため、時間をかけて少しずつ繰り返し学ぶことの大切さを、研究結果も交えながら説明していきますね。分散学習の効果を理解して実践すれば、長期的な記憶の定着につながりますよ。

【分散学習のいいところ】

分散学習の最大の魅力は、学んだことを長く覚えていられることです。一夜漬けだと、テスト後にすぐ忘れちゃうことが多いですよね。でも、分散学習なら、時間を置いて何度も復習するので、記憶がしっかり定着して忘れにくくなります。これを「間隔効果」というんですが、心理学的にも効果が証明されている学習法なんです。

【研究が教えてくれる分散学習の効果】

KornellとBjorkという研究者が2008年に行った面白い研究があります。学生に単語ペアを覚えてもらう実験をしたんですが、学習の間隔を空けたグループと、短時間で繰り返し学習したグループを比べたんです。結果、時間を空けて学習したグループの方が、テストの成績が良くて、記憶も長持ちしたんです。つまり、一気に詰め込むより、時間を空けて少しずつ学ぶ方が効率的だってことが分かったんですね。

子どもたちを対象にした別の研究でも、分散学習の効果が確認されています。短期間に集中して学ぶより、時間をかけてゆっくり学ぶ方が、長く記憶に残るってことが証明されたんです(Son & Kornell, 2010)。

【分散学習の具体的な実践方法】

では、具体的にどうやって分散学習を実践すればいいのでしょうか?ここでは、効果的な方法をいくつか紹介します。

 

① 復習スケジュールを立てる

新しく学んだ内容は、1日後、1週間後、1ヶ月後というように、間隔を空けて復習するスケジュールを立てましょう。例えば、月曜日に新しい内容を学んだら、火曜日、次の月曜日、そして翌月の最初の月曜日に復習するといった具合です。

② フラッシュカードを活用する

重要な概念や公式をフラッシュカードにまとめ、定期的に見直すのも効果的です。デジタルツールを使えば、自動的に復習間隔を設定してくれるものもありますよ。

③ 自己テストを行う

ノートを見直すだけでなく、自分で問題を作って解いてみましょう。これによって、どこが理解できていて、どこが弱点なのかが明確になります。

 

④ 学習内容を別の形で表現する

例えば、歴史の年表を学んだら、その内容をマインドマップにしてみるとか。数学の公式を学んだら、それを使った具体的な問題を自分で作ってみるとか。こうすることで、より深い理解につながります。

 

⑤ 睡眠を大切にする

睡眠中に記憶の整理と定着が行われます。だから、学習と学習の間にしっかり睡眠をとることも、分散学習の重要なポイントなんです。

 

【メタメモリーの活用】

分散学習をもっと効果的に行うために、「メタメモリー」という考え方も大切です。メタメモリーって、自分の学習の進み具合や記憶の状態を把握して、どこを復習すべきか判断する能力のことなんです。この能力を使って、自分がどこでつまずいているかを知り、必要なタイミングで復習することで、より効率的に勉強が進められるんですよ。

 

メタメモリーを鍛えるには、次のような方法があります:

 

  • 学習日記をつける

毎日の学習内容と、その理解度を5段階で評価してみましょう。

 

  • 自己テストを定期的に行う

学習した内容について、定期的に自分でテストを作って解いてみましょう。

 

  • 教えるつもりで説明してみる

学んだ内容を誰かに教えるつもりで説明してみると、自分の理解度がよく分かります。

 

【まとめ:分散学習で効果的な勉強を】

私たちComSでは、分散学習とメタメモリーの実践を重要視しており、言語化を通じて理解度や記憶の定着度合いを確認しています。「分かったつもり」のことや忘れてしまっていることを発見できて、学習効果がさらに高まるんです。

分散学習は、一夜漬けとは違って、時間をかけて少しずつ勉強することで、長期的に記憶が残る効果的な学習方法です。この方法を取り入れれば、試験の成績を上げられるだけでなく、学んだことを長く覚えていられます。

今の勉強方法に不安を感じているなら、ぜひこの分散学習を試してみてください。田辺市で学習サポートを提供している私たちの塾では、一人ひとりに合った効果的な学習方法を提案して、みなさんの学習を全力でサポートしています。記憶力を高めて、効率よく学習を進めたい方は、ぜひ一度相談に来てくださいね。みなさんの来塾をお待ちしています!