先日の①につづき、今回はComSのシステムをご紹介します!
ブログの字数が最近2500字くらいになっていたので、今回から少し短めにしてみます!
(長い文章を読んでくださっていた皆さん、ありがとうございます)
①では、「塾は授業を学生に売るプロダクト・アウトになっている。大切なのはマーケット・インで考え、大学が必要と思うような人材に学生を育てること。」という話をしました。
読んでない方はこちらからどうぞ。
ComSでは、マーケティング思考を大学受験にあてはめています。
具体的には、「大学受験5C分析」、「志望校から逆算した学習計画の策定」です。
「志望校から逆算した学習計画の策定」は③で説明いたします。
まず、「大学受験5C分析」について。
5C分析とは、マーケティングにおいて自社が置かれている環境を把握するための分析です。
Company(自社の理解)
Consumer(消費者の理解)
Customer(流通など、中間顧客の理解)
Competitor(競合他社の理解)
Community(地域社会の理解)
の5つの頭文字をとって「5C」となっています。
自社が置かれている環境や、自社製品が戦っていく環境をしっかりと分析することで、市場のニーズや自社にできることなどを理解し、自社の資源をどこに集中すべきか判断しやすくなります。
これは、大学受験にも当てはめることができます。
Company:自分にはどんな資源があるか
受験に残された時間や現状の学力、得意科目と不得意科目の把握、これまでの学習の経験、塾た参考書などに使える費用、モチベーション維持のための明確な動機など。
Consumer:大学はどんな人材を求めているか
大学入試の仕組み、受験科目や配点、募集人員、資格の優遇措置の有無、学費など。
Customer:塾や学校は何を提供してくれるか
中間顧客とは、小売店などの顧客と実際に接する人達のことを指します。顧客のニーズを把握し、どのように顧客に商品を良く見せるか、という点では塾や学校が当てはまると考えています。
「塾や学校ではどのように学習環境を提供してくれているか」
「授業は志望校に則したものになっているか」など。
Competitor:他の受験生はどのような学習を行っているか
他の学生たちと同じことをしていては、リードして合格を勝ち取ることはできません。
同じ志望校を目指す人がどんな勉強をしていて、それに勝つために自分は何が出来るかを考えることは大切です。
Community:家族や友人、恋人など
周囲の人たちの存在がプラスになっているかマイナスになっているか。例えば、友人や恋人に気を使って学習時間が減ってたり集中できていないなら完全にマイナスになっています。
周囲の人たちを自分にとってプラスの存在にするためにどうするかを考え、協力してもらうことでとても大きな力になります。
どうでしょうか?
これら5つのCについて、みなさんはどれくらい分析し、把握しているでしょうか。
目の前の勉強に向き合うのは大切ですが、こうした分析の上で、すべきことを明確にして志望校にアプローチした方が結果はついてくると思いませんか?
試しに5つのCについて、書きだしてみてはいかがでしょうか。
次回は「志望校から逆算した学習計画の策定」についてです!
言葉だけ見ればどこの塾でもやっていそうなことですが、ここにも独自のシステムを組み込んでいるので、是非ご期待ください!