先週はWEBサイトの改修のため、ブログをお休みさせていただきました。
毎週投稿すると言った矢先ですが…。
ネタが浮かばなかったのも事実です(笑)
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まだ寒い日もありますが、春になって新学年を迎える時期になってきました。
新学年を迎えるにあたり、勉強のことを意識し始めて受験勉強をスタートする人も多いです。
とくに、国公立志望の場合は受験科目が多いので春から始めないと間に合いません。
今回は、そんな国公立志望の人に向けたお話です!
国公立の受験科目は基本的に5教科7科目あり、英数国と、文系ならば社会2つに理科基礎2つ(これで1科目扱い)、理系ならば理科2つに社会1つが主流です。
また、文系を選択する人は往々にして数学が苦手なので、この時期は苦手だらけでいっぱいいっぱいになりがちです。
しかし、多くの受験生が意識していないのが「志望校の配点」です。
たとえば和歌山大学の場合、教育学部の文系であれば各科目の配点は以下の通りです。
<共通テスト(1200点満点)>
国語:200
数学(ⅠAとⅡB):各100
英語リーディング:150
英語リスニング:150
社会:各200
理科:100
<二次試験(500点満点)>
国語:200
面接:300
となっています。
さて、ここで問題です。
和歌山大学教育学部の文系を目指す場合、満遍なく勉強しなければいけないでしょうか?
答えはNoです。
ポイントは4つあります。
①共通テストで英語が通常の1.5倍
②共通テストで社会が通常の2倍
③二次試験で国語と面接のみ
④共通テストと二次の配点比で考えると共通テストが大きい
そのうえで河合塾の予想ボーダーは61%、二次偏差値が47.5です。
仮に、70%を目指して勉強するとします。
では、数学は70%を目指しますか?
さきほど述べたように、文系選択の人はほとんど数学が苦手です。
なので、数学で70%を目指すとなるとかなりの時間を数学に割かなければいけません。
だから数学は「取れない」前提で考えなければいけません。
数学が40%しか取れない想定とします。200点中80点ですね。
共通テストで70%を目指すなら、残りの科目で760点が必要です。76%です。
しかし、和歌山大学を目指す学力があるとすれば、社会や理科基礎はしっかりと覚えれば8割は確実に取れる科目です。9割くらい狙うつもりで勉強してほしいです。
公民に至っては全く勉強しなくても7割位取れる人もいますし、理科基礎も6割くらいなら簡単に取れます。
それを伸ばすだけです。
社会も理科基礎も8割取れたとしましょう。
すると残り科目で360点、72%とれば全体で70%となります。
「数学が40%しか取れない」という前提での計算です。
もっと数学が苦手なら、その分を文系科目でカバーすればいい。
和歌山大学を受けるうえで重要なのは、「数学が苦手でいいから社会と英語、そして二次科目の国語をしっかり取る」ということが、配点から分かります。
特に共通テストの社会と英語は絶対に落とせません。
二次試験も見据えて古文は早く手をつけたほうが良いでしょう。
上記のことから、夏休みまでは英語(とくに基礎レベルの単語と文法)、古文、地歴の勉強だけに専念した方が和歌山大学合格の可能性は上がります。
今回伝えたかったことは、「国公立志望だからといってやみくもに満遍なく勉強してはダメ」ということです。
まず受験勉強を始めるうえで大切なことは、相手を知ること。
つまり、「志望校の配点から受験勉強のバランスを考え、戦略を立てること」です。
5教科7科目という条件は同じであっても、各大学で配点は全く異なります。
にもかかわらず、模試のようにオーソドックスな900点満点での計算で勉強していると確実に合格は遠のきます!
「志望校に向けて、どういうアプローチをすべきか自分では決められない!」
そんな方は是非ご連絡ください。
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