花粉症に負けない体づくりを。

今日は勉強に関することではなく、健康について。

僕は医者でも研究者でもありませんが、少なくとも論文などの事実をもとに書いているので、花粉症の人は是非最後までお付き合いください!

 

僕は小学生の頃から重度の花粉症です。

今年は症状がめちゃくちゃ軽かったのですが、毎年2月から梅雨くらいまでまともに仕事もできないくらいくしゃみや鼻水、だるさ、目のかゆみに悩まされています。

1月中に耳鼻科に行ければその年の症状はかなり緩和されますが、つい忙しくて行きそびれるともう地獄の数か月が確定です…。

 

僕が小学生の頃、花粉症でフラフラになっている同級生は周りにほぼいなかったように思います。

しかし、最近では花粉症じゃない人の方が少ないくらいです。

この20年ほどで何が変わったのでしょうか?

また、それ以前は花粉症の人が少なかったのでしょうか?

 

結論として、答えは「腸内環境」にあると思われます。

というのも、人の免疫機能は約70%が腸内にあるらしく(参考元)、また、花粉症は免疫反応ですので、「腸内環境と花粉症が関係ないわけない!」ということにいたります。

 

食の観点から考える

日本で肉や乳製品をはじめとした洋食が庶民の間で浸透したのは1960代から70年代にかけてと言われています。(参考元

つまり、それ以前は魚や野菜、お味噌汁などを中心とした和食でした。

その中でもとくに納豆や醤油、味噌などの発酵食品は、プロバイオティクス(善玉菌やそれらをを含む食品のこと)に分類されます。

この、「プロバイオティクスを摂取すると花粉症が改善するのか」ということについて書かれた研究(参考元)によると、季節性アレルギーを持つ173人の被験者を2つのグループに分けて実験したところ、プロバイオティクスを摂取していたグループの方が、摂取しなかったグループと比べてアレルギーが緩和されたと感じた人が多かったようです。

つまり、「発酵食品やビオフェルミンを摂取しよう!」というのが僕の結論です。

今年の花粉症に関して、なぜか軽い症状で済んでいる理由を考えたところ、まさにこの数か月くらい定期的にビオフェルミンを飲んでいたのが効いたんだと思います!

善玉菌が腸内に定着するまで期間がかかることも踏まえると、とにかく花粉の季節に関わらず日常的に摂取することで腸内環境を整えておくことが重要です。

 

このことに関して、「テレビでヨーグルトがいいって言ってたから食べてるけど、花粉症軽減されないよ?」と思ったあなた!

いわゆる善玉菌にはたくさんの種類があって、「様々な種類の善玉菌を取り入れることが大切」と言われています。

ヨーグルトひとつとっても、商品ごとに含まれる乳酸菌が異なります。

「ヨーグルトが効かない」んじゃなくて、「色んなプロバイオティクスを摂取する」ということがポイントだったと考えられるわけですね。

 

環境の観点から考える

腸内環境は食だけが関係しているわけではありません。

戦後の高度経済成長により、日本人の生活はとても便利になりました。

1950年代からテレビ、冷蔵庫、洗濯機の「三種の神器」を持つ家庭が少しずつ増え、掃除機、さらに進めば空気清浄機なども出てきました。

洗濯機、掃除機、空気清浄機によって「清潔」がもたらされましたが、それは同時に「除菌」も意味されます。

「除菌」と聞くと良い意味のようにとらえられがちですが、その時には良い菌も取り除かれてしまうのです。

 

昔から、ぜんそくや結核などの病気にかかった際に「田舎の新鮮な空気で生活する」という話がありますが、「田畑や農場を含めてあらゆる自然に触れることで様々な菌に対する免疫力をつける」ことが本質的な目的だったと僕は思っています。

つまり、「戦後から便利になり、部屋がきれいになるにつれて免疫力がないまま育ったことによって花粉症などのアレルギー症状を引き起こしやすくなった」ということも要因だと考えています。

 

「部屋を汚くしよう!」ということではないですよ(笑)

きちんと免疫を持つためにも、たとえば観葉植物を部屋に置いたり、ペットを飼うなど「自然を身近におく」ことが大切です。

また、コロナ禍ということもあって特に今は「除菌」が優先されています。

その分、公園や海に行くなど、自然に触れる機会は意識的に増やすべきでしょう。

 

まとめ

・多様なプロバイオティクスを意識的に摂取する

・自然に触れる機会を増やす

 

僕は昔から体が弱く、不健康なので、この手の話は実体験をもとに語れることが多いかもしれません(笑)

また気が向いたら「健康」に関しても書いていこうと思います!