すごく久しぶりの更新となってしまいました。
ちょっとバタバタと忙しくてなかなか書けず申し訳ないです。
さて、季節も秋になり、朝夕の気温差が大きかったり台風が来たり、夏が終わったと実感しますね。
この時期はどうしても気持ちが緩みやすいです。
特に、スタートが遅かった人はここで気が緩むかどうかで合否を分けると言っても過言ではありません。
なぜこの時期に気持ちが緩むのか?
いくつかの理由が考えられます。
①指定校推薦などの推薦合格者が出てきた影響で学校の空気が緩んでいるから
②勉強を重ねてきたことで、自分の成長を実感したため慢心してしまうから(特にスタート遅い組)
③気温や気圧が下がってきてどちらかというと抑うつ的、センチメンタルな状態になり、やる気が失せてきているから
①は分かりやすいですね。
今年はコロナの影響で推薦に流れた人が多いでしょうから、例年以上に学校の雰囲気が緩いと思われます。
当然ですが、それに流されているようでは一般受験の生徒は厳しい結果になるでしょう。
②は意外と多いです。
受験勉強を始めるというのは、例えばクラブなどで忙しかった学生にとっては大きな変化です。
脳にとって変化はとてつもないストレスになるので、それを拒みたいという欲求が無意識に生まれます。
それをなんとか夏は耐えられるのですが、夏休みを経ると「頑張った」と思ってしまい、「もう勉強から逃れたい」という気持ちに負けてしまいやすくなります。
この点に関しては、夏休みなどで頑張って成長を実感している人ほど陥ってしまいやすい罠と言えます。
しかし、厳しいようですが、「成長した」と思っている人ほど成長していません。
本当に成長できていれば、志望校との距離が見えてきて余計に不安感、危機感が増すからです。
「自分は頑張ったから成長している!」と思っているということは、「逃れたい」という気持ちを肯定したいという心理からきているので、心の根っこは甘えているだけです。
そうやって現実逃避している間も、他の受験生に差をつけられていることを自覚してください。
③これは、あまり意識していないかもしれませんが、非常に大きなポイントです。
夏が終わると気温や気圧が下がります。
気温や気圧が下がると、血行が悪くなったり酸素が薄くなるのでボーっとしたりしてしまいます。
雨の日などに眠くなったりやる気が出ないのも同様の理由が考えられます。
受験生は机に向かって勉強する時間が長いため、日常的に血流が悪くなりがちです。
そこに季節の変化も加わると、気が付かないうちにやる気が削がれてサボったり寝すぎたりしてしまいます。
対策としては、何度も言いすぎて「結局それかい!」って思われるかもしれませんが、軽くていいので適度な運動や筋トレで血行を良くすることです。
勉強の前にスクワットをしたり、気分転換にコンビニまで散歩をするだけでも良いかもしれません。
また、ちょっと寝るだけのつもりでも寝すぎてしまったりするので、帰宅時にちょっとゴロンとするとかソファでSNSのチェックなどは要注意です!
スマホを触るときは立って足踏みしながら触るなど、工夫をするとスマホの使用時間も少しは減らせるかもしれません。
こうした理由が厄介なのは、「自分が気づかないうちにやる気が削がれる」という点にあります。
気づいたときにはなぜか分からないけどやる気が出なくて逃避行動を取ってしまうものです。
冬になれば危機感から集中力も戻ってきますので、これを機に意識的に対策して秋を乗り切りましょう。