集中力を家でも保つ秘訣!

勉強法

受験生にとって、「集中力の保ち方」は大きなポイントです。

とくに、自宅での学習は始める前は気合が入っているのですが、いざ始めるとついついスマホを触ったり眠くなったり…。

先にお伝えしておくと、それはあなたが悪いのではないです。まず、人間の脳は変化を拒み、そのくせ飽きっぽいという性質があります。新しいもの好きで飽き性。多くの人がそんな性格なのは怠惰なわけでも意志が弱いわけでもなく、脳の仕組みによるものなのです。

では、そんな人が集中してその状態を維持するにはどうしたらよいでしょうか。

まずひとつめのポイントは「勉強の最初は作業的な学習から始める」ということです。

いきなり数学で微積分をしたり、難しい英語長文や現代文を読もうとしても、脳にとっては準備ができていません。スポーツをするときの準備体操のように、脳も準備体操をしないと負荷の大きな学習は拒絶してしまいます。大きな変化を嫌うからです。

そこで、まずはあまり脳を使わない作業的な学習から始めるのがコツです。オススメは、英単語の音読。英単語は論理的ではなく単純暗記的な学習なので、脳の負荷が比較的少ないです。また、音読をすることによって、脳の様々な部位も刺激を受けます。それにより効率的に準備ができますし、英単語を覚えるという観点からも黙読よりは遥かに効果的です。英単語の音読以外でも単純な計算問題や漢字の書き取りも手を動かすのでオススメです。前日学習した内容の復習も、新しく学んだり長文を読むことに比べると負担が少ないので、準備運動として効果が期待できます。

ふたつめは、「集中しやすい時間帯をつかむ」ということです。

みなさんもご経験があると思いますが、食事をした後は眠くなりますよね。それは、胃の中の食べ物を消化するために体の中の血液が胃腸に集まるからとか、覚醒を引き起こすオレキシンという脳内の神経物質の活動が弱まるからとか、諸説あります。とにかく、科学的に食後が眠くなることは証明されているわけです。

つまり、食後は思考を必要とする学習をしようとしても身体構造的に無理だ、ということになります。しかし逆をかえせば、食前、つまり空腹時は集中しやすいと言われています。元来、人間は狩猟をしていたので、空腹時は獲物を捕獲するために覚醒し集中していました。令和の時代になっても、人間の仕組みは大きく変わらないので、空腹時は集中しやすいです。もちろん、あまりに空きすぎると食べることを欲して逆に集中できなくなるのは言うまでもありませんが(笑)

以上のことから、「食後は作業的な学習をする」、「食事の1、2時間前くらいは思考を要する学習をする」ということが効果的です。

最後、もっとも重要なのが3つめ、「キリの良いところまでやらない」というものがあります。

一般的に考えると、キリの良いところまでやって休憩したりしますよね。ただ、脳はキリの良いところまでやってしまうと「これで終わり!達成したからもう関係ないや!」という感じで忘れようとしてしまいます。学習において達成感はモチベーション維持にとても大切な要素なのですが、脳にとっては逆効果になることもあるということです。

ではどうしたらよいか。答えはシンプルで、「常に中途半端なところで休憩する」と良いのです。中途半端に切れば、「続きからやるときに忘れないようにしないと!」と考えて休憩中も脳が反芻してくれるのです。さらに、休憩から戻った際に「さっきはどこまでやったっけ」と振り返ることで、休憩前に学んだ内容が濃く記憶される効果もあります。意外かもしれませんが、勉強は中途半端が大事ということですね。

そこでオススメなのが、「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれる時間割です。もともと、キッチンタイマーを使って考案されたからそのような名前がついているらしいですが、効果は絶大です。

それは、25分学習して5分休憩するという、シンプルな方法です。その際、25分や5分になると途中でもピタッとやめなければいけません。それによって先ほど述べた、脳内での反芻が行われるという仕組みです。さらに効果を上げるならば、複数の学習を5分休憩ごとに入れ替えるのがオススメです。最初に申し上げたように、脳は飽き性です。いくら休憩を挟んだからといって、同じ学習ばかりしていると飽きてしまって集中力も失われます。このように複数の学習を入れ替わりで行えば脳にも効果的な刺激を与えられますし、好きな科目の勉強を適度に挟むことで苦手な科目の勉強も乗り超えやすくなります。

ちなみに、25分と5分という時間設定については大きな意味はありません。50分と10分でもいいし、90分と20分でもいいです。ただ、人間の集中力というのは思いのほか短いので最初は25分と5分がオススメです。それ以上短いと集中はしやすいのですが、「集中持続時間」を伸ばすトレーニングになりません。実際の入試では、60や90分、大学によっては数時間にわたって集中し続けなければいけません。そのためには徐々に「集中持続時間」を伸ばすトレーニングが必要なのです。

私自身、高3の夏から受験勉強を始めたのですが、最初は本当に集中が持続しませんでした。それでも、「今ちゃんと集中できているか」に意識を向けながら勉強をつづけたことで、入試の頃には起きている間ほぼ勉強しても集中を保てるようになりました。もちろん、休憩は適度に挟みますが、確実に頻度は落ちたように思います。集中持続時間が伸び、集中のスイッチの切り替えがスムーズになったことで学習の効果が飛躍的に高まりました。模試でE判定だった大学を受け、一般試験ですべて合格した(立教大学、青山学院大学)のはこの集中力の強化のおかげです。

長くなりましたので、今日のポイントをまとめます。

・脳にも準備体操が必要。オススメは英単語の音読。

・集中しやすい時間帯に思考し、集中しにくい時間帯は作業する。

・中途半端なところで休憩する。徐々に集中持続時間を伸ばす意識を持つ

 

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ぜひ、試してみてください。

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