以前のブログで少し書きましたが、
私は大学受験にもマーケティングの要素が活きると思っています。
とはいえ、専攻が経営学だったわけでもないし、
マーケテイングを学び始めたのはごく最近なので、
まだまだ学ばなければいけないですが。
今回は、そのマーケティングを受験に応用するもののひとつとして、
5C分析というものを使ってみます。
5Cとは、
Company(自社への理解)
Consumer(消費者への理解)
Customer(流通など中間顧客への理解)
Competitor(競合相手への理解)
Community(地域社会への理解)
を表し、戦略をつくるうえで重要になってきます。
大学受験の勉強において、
「漠然と目の前のことを勉強する」
という人が非常に多いです。
学校教育の影響もありますが、
勉強のことを
「机に向かって字を読み、問題を解くこと」
みたいに解釈している人が多い。
これでも少しは学力は上がるかもしれません。
しかし、間違いなく遠回りで、その労力のほとんどが無駄になっています。
厳しいようですが、難関私大やそれなりの国公立以上を目指すのであれば、
ただがむしゃらに勉強していても合格は難しいです。
そういう大学に受かる人は、相対的に学力が高いわけですよね?
自分がすべき勉強や、効果的な方法、必要な努力を考えないで、
ただただ形だけ勉強している人が、そういう大学に受かるほど甘くないです。
「今日は○○時間勉強した!頑張った!」と思うのは構いませんが、
机に向かってだらだらしている時間が長かったり、
ただ赤シートで隠したものを確認しているだけで、
本当に合格できると思っていますか?
本当は、それではダメだと思っているんじゃないですか?
でも、不安から目を背けたくて、みんながやっていることをやって
安心しようとしているんじゃないですか?
そんな逃げの勉強で、志望校に受かりますか?
今回、私なりにこの5Cを大学受験に関して、
受験生を取り巻く環境に置き換え、
それを明確にするためのアンケートを作成しました。
できれば、プリントアウトするか、紙に自分で書き写すかして、
マーカーで塗ってアンケートに答えてみてください。
そうすれば、自分がいかに甘えてたり逃げていたりするかが、
可視化できると思います。
内容は、
Company(自分にどのようなリソースがあるか)
Consumer(大学はどのような人材をもとめているか)
Customer(学校や塾は役に立っているか)
Competitor(他の受験生たちと比べてどうなのか)
Community(家族や友人、恋人などとの関係は良好か)
元の5C分析からは少しズレているものもありますが、
「今の自分が置かれている状況、改善すべきこと」
などが少しは明確になると思います。
人間は自分を理解するために、
他者や過去の自分と現在の自分を比較してやっと、
「今の自分」というものが見えるようになります。
今の自分を分析して理解し、
ダメなところを改善したり良いところを伸ばすほうが、
漠然と勉強するより圧倒的に効率的で効果的です。
私は競争が好きではありませんが、
大学受験は競争です。
他の受験者よりも点を取って、
合格ラインにのった者だけが合格する、
シンプルなルールです。
自分なりに頑張ったとか、自分より下の人と比べて勝っているとか、
そんなふうに自己肯定している時間はもうありません。
その場しのぎに逃げる人に結果はついてきませんよ。